140文字小説

日々Twitterで綴っている、実話も含むときもある創作小説ブログです。

恋愛

「復讐キッド」

復讐キッドが売り出された!これは!「俺が買ったの…お笑いバージョンじゃないか…」気が滅入る。が、彼女の家に向かう!復讐キッドの出番だ!「あっははは!や、やめてぇ~。も、もう~別れるてぇ~言わないからぁ~」「え?」「な、なに泣いてるのよ」嬉し…

「不器用な彼と彼女」

「辛いて言っちゃ駄目!」「辛いて言っていいよ?」これが俺の彼女の口癖。矛盾してるよな!励ましや慰めの言葉は、それこそ沢山あるんだ。けどさ、俺、思うんだ。彼女はきっと、俺を認めている。信頼もしてくれてるかな?だからこその言葉だって。これが、…

「私で良いの?」

電車で見掛けるあの子に恋をしたんだ。おっ!今日はやたらと目が合う。車両の中だというのににやけてしまう。えっ?あの子が近付いて来る?『あの……私のこと毎日見えてるみたいだけど』話し掛けて来た!『顔が赤いよ?私で良いの?』「お、俺!」『私、幽霊…

140文字小説「彼女の行動」

街の喧騒の中、彼女が立ち止まり俺を指差す。「何だよ、行き成り指差しなんて」俺は日頃の忙しさにイラッとした。今度は自分を指差す彼女。「何がしたいんだよ」苛立ち。彼女が近付き、そっと俺に回した腕はその後強くなった。ああ、抱き締め合う事もしてい…

140文字小説「不器用な彼女」

「会えないのが辛い!」とかさ…、「本当は寂しいの!」とかね…、「私も言ってみたい!」不器用な生き方の彼女の本音の言葉を付き合い始めて三年目で初めて聞いた。僕は情け無くなって口惜しくなって。そして何故か「ありがとう」と言う言葉と共に彼女を抱き…

140文字小説「バレンタインデー」

「生きる事は楽しいんだよ」行き成り意味が解らない。目に沢山涙を溜めた彼女が言う。「好きだよ!」海外で就職した。一年振りに彼女に会ったバレンタインデー。「チョコありがとな」公園のベンチは冷たくて、寂しいが言えなかった彼女。チョコは少し塩っぱ…

140文字小説「バレンタインデーの思い出」

バレンタインデーで思い出すのは子供の頃。「りおちゃんチョコ頂戴!ホワイトデーにクッキーあげるから。交換しよ?」「うん」チョコをあげた日。ほっぺにチューを貰った。そして現在は私の旦那様。「遙人さん、子供の頃、おませさんだったよね?」「あの頃…

140文字小説「宇宙のペンダント」

宇宙を詰め込んだんだ。ペンダントに。「君に見せたかったんだ」君の瞳に映した宇宙。この暖かさも伝えたかったんだ。「きれいね」君は目を輝かせてくれたね。その瞳に映った宇宙を僕も見て…。「そうだね」と答えた。新しい年。喜びをふたりで手に入れたんだ…