140文字小説

日々Twitterで綴っている、実話も含むときもある創作小説ブログです。

恋愛だけど怪談

「俺、幽霊だけど幽霊の彼女が怖いんだ…」

『いい?私が化けて出てあげるから、よく見てるのよ?』『そそそ、それだけはやめてくれ!』彼女の化けて出方は尋常じゃない!怖いなんてもんじゃ…。『なによ』この前も屈強そうな男性が一瞬で泡を吹き気絶したくらいだ。実は俺も逃げ出したかった。『俺が化…

「俺、幽霊だけど幽霊の彼女が怖いんだ…」

俺は、彼女が…怖い!俺と彼女は既に死んでいる。『納得出来なぁ~い~』彼女が言う。『いや、その』俺は言葉に詰まる。『あなた、何年、幽霊やってるの?』『そこまで言わなくても』情け無い。『幽霊が化けて出るのは、お勤めでしょ?それが怖くて出来ないな…

「同居人はアパートの女幽霊」

俺の部屋には女が居る。人間じゃない。俺が殺したとか……断じてそんなことはない!『ばぁ~』「な、何だよ!」『今日はおばけの日だよ?』10月31日。「おばけの日じゃねぇよ、ハロウィンてんだ」「ほら」かぼちゃのキャンドルに火を灯し。『きれい』