140文字小説

日々Twitterで綴っている、実話も含むときもある創作小説ブログです。

「暗闇に浮かぶ白い花」

「暗闇に浮かぶ白い花」

暗闇に浮かぶ白い花。それは静かに燃える火の玉のようで。白い炎を燃やす。只、風に流され何処かに行く。着いて行こうか。住宅街を過ぎ、鳥居を潜った。『どこだ、此処は?』俺は辺りを見廻す。いつの間にか人が増え。『そうか…』と、口にする頃には自分が死…

「闇に浮かぶ白い花」

暗闇に白い花が浮かぶ。「蓮の花のよう…」恐怖も感じず。私は手を伸ばそうとして躊躇した。花びらが炎のように揺れている。私の気配を察したのか、浮かぶ花は道を示すかのように移動し始める。フラフラと着いて行く。と、「あなた!死人じゃないでしょ」誰か…