140文字小説

日々Twitterで綴っている、実話も含むときもある創作小説ブログです。

「暗闇に浮かぶ白い花」

暗闇に浮かぶ白い花。
それは静かに燃える火の玉のようで。
白い炎を燃やす。
只、風に流され何処かに行く。着いて行こうか。
住宅街を過ぎ、鳥居を潜った。
『どこだ、此処は?』
俺は辺りを見廻す。
いつの間にか人が増え。
『そうか…』
と、口にする頃には自分が死んでいることが分かった。