140文字小説「謝罪の行方」
謝って欲しい人間がもうこの世に居ないのと、
謝りたい人間がもうこの世に居ないのと、どっちが幸せなのかな?
「幸せ?」
彼は聞き返した。
「僕はどちらにも幸せがあって不幸があると思うよ」
彼が答える。
「だって君の想いを伝えられないのだから。幸せでも不幸でもあるよ」
泣き出した私。
謝って欲しい人間がもうこの世に居ないのと、
謝りたい人間がもうこの世に居ないのと、どっちが幸せなのかな?
「幸せ?」
彼は聞き返した。
「僕はどちらにも幸せがあって不幸があると思うよ」
彼が答える。
「だって君の想いを伝えられないのだから。幸せでも不幸でもあるよ」
泣き出した私。